上顎前突
【原因】
- 遺伝
- 指しゃぶりや舌癖などの習慣
- 鼻疾患による口呼吸
【障害】
- 顔の印象の問題・・・・口が閉じづらく、いつも口を開けている。また、笑うと上顎前歯や歯肉がよく見える。
- 心理的な問題・・・・劣等感を持つようになり、内向的な性格になりやすい。
- 機能的な問題・・・・咀嚼(噛むこと)嚥下(飲み込むこと)発音がしにくい。
- 上顎前歯に外傷を受けやすい。
- 下顎が著しく後退していたり、前歯の噛み合せが深い場合は、顎関節症を起こすこともある。
乳歯列期の上顎前突(3〜6歳)
指しゃぶりや舌癖が原因になっていた場合
やめるには、習癖指導(習癖除去装置を用いることもある)
混合歯列期の上顎前突(7〜11歳)
〜下顎の成長発育を利用して、抜歯をしないで治した症例〜
■ 混合歯列期に治療を始めるメリット
まだ成長発育の余力が十分あるので、ヘッドギアーを使って上顎の前方への成長を抑えたり、ファンクショナルコンプライアンスを使って、下顎の前方への成長を刺激することが出来る。
大きな治療効果を得るには、これらの器具をなるべく長時間(家庭内で)使用することが必要である。
永久歯列期の上顎前突
-- 抜歯をして治した症例 --
突出した前歯や、ガタガタになっている歯列を改善するには、第一小臼歯を抜歯してスペースを作り、前歯を後方に移動することがあります。
一般に、抜歯して治すのは、顎が小さく口元が突出し前歯の前突が著しいケースです。抜歯したスペースは、前歯が後方に移動してスペースがなくなりますので、心配はありません。
成人の上顎前突
抜歯が必要なこともあります。
成人の矯正治療は、顎の成長を利用する方法が使えません。歯を抜いたスペースへ移動するだけで、前突している前歯を改善したり、口元の突出感を治すには、ある程度限界があります。




乳歯が隙間無く生えてきれいな歯並びに見えるが、後ろから生えてくる大きな永久歯が並ぶスペースがない。